WORKS実績
- 構造規模
- 鉄骨鉄筋コンクリート造
地上10階建 分譲マンション - 延床面積
- 専用部分 81.7㎡
- 敷地面積
- 1575.24㎡
(マンション敷地面積) - 建築面積
- 582.21㎡
(マンション敷地面積) - 竣工
- 2018年4月
- 設計
- 施主 E 様
お子様が生まれ、家族構成が変わったことがきっかけでお家探しをはじめられた Eさま。
元々、西宮にお住まいで、住みやすいため西宮に限定して、土地や物件探しをされてました。
西宮は土地相場が高く探すのも難しいエリアで、なかなか物件探しが難航した中、エリアとご予算にあったマンションが見つかりご購入。
E 様ご主人は建築士のため、プランはご自身でお書きになり、マンションリノベーションを行うことに。
リノベーションのため既存のモノで使えるものは流用することでコストもおさえつつ、それでいて拘りの部分は拘りぬいたE 様のセンスが詰まったお住まいが完成しました。
玄関から廊下の壁面は、細くカットしたシナ合板を羽目板風の板を鎧貼。
トイレ、浴槽ユニットバスは元々の物をそのまま流用し、キッチン本体は既存のもの流用しカウンター天板、カップボードを造作で新たに製作しました。
キッチン部天井は下地ごと解体してコンクリート現しにすることで天井高さを確保しました。コンクリート剥き出しだと荒々しいイメージになりそうですが、壁や天井梁にも木の素材をもってくることで、雰囲気は変わります。また、コンクリート素材を現しにできるのは、逆に鉄骨鉄筋コンクリート造マンションリノベーションだからこそ!
LDKの一部分、洋室の壁もなくして大きなリビングスぺースとしました。そこには3枚引込戸を設けて必要に応じて間仕切ることもできます。普段は扉は開けたままにして、キッチンからお子様が遊んでいる姿が感じられ、来客時には扉を閉じることで、ゲストルーム(寝室)に早変わりできます。
寝室壁には調湿性に優れた木毛セメント版を使用、ホワイトに塗装しました。
スタディルームはダイニングと面した壁に小窓を新設、またデスクは既製品のポリプロピレン樹脂ボックスをうまく活用することでコストを抑えたつくりに。
バルコニーに面する大きな掃き出しサッシ部分には内障子となる木製框ガラス戸を設けました。外部に対して、2重のサッシとなり、防音対策にも効果があります。
木枠、木板、木製建具、突板フローリング、造作家具など随所に木の温かみのあり、その中に居てはとてもマンションの1室とは思えない気分になる Eさまのお宅です。