WORKS実績

<2世帯住宅>重ね箱の家

構造規模
鉄骨造
地上3階建
延床面積
1階 114.22㎡
2階 94.65㎡
3階 81.41㎡
計 290.28㎡
敷地面積
183.64 ㎡
建築面積
122.71 ㎡
竣工
2019年5月
設計
川島真由美建築デザイン

祖父母・夫婦・子供の3世代がお住まいの2世帯住宅です。

キッチンとトイレは各世帯に設置ですが、玄関と浴室は共有物のため、完全分離型ではありません。浴室は共有ですが、ご夫婦世帯にはシャワーブースが別に設置しております。

各世帯の生活リズムは確保しながら、動線計画で各世代の存在は常に感じ取れるバランスのいいお住まいです。

 

世帯毎の居室の部分と階段室や浴室といった共有する部分は、それぞれのセクションとしてひとつの箱体となり、別々に区切られております。それらの箱体が重ね合わされ、積み上げられたデザインとなっております。

また、用途で区切られた箱体の仕上げ材は、板金の箱・吹付塗装の箱・石張りの箱と全て異なっております。仕上げ材の別は、外装にとどまらず内装壁にも連続します。例えば、板金の箱は外壁も内壁も板金で仕上げているということです。外装内装の繋がりにより、建物の外にいても内にいても箱の積み重ねを感じられるようになっています。

 

箱・箱の積み重ねはデザインが強調されるよういくつかの箱が斜めに角度がふられており、内外装ともに直角ではない部分が生じております。

特に仕上げ材が切り替わる箱の重なり部に関しては、下地の部分での止水など通常あまりない鈍角・鋭角の取り合いを工夫する必要があり施工精度がより一層求められました。

 

設備工事全般ご協力 : 株式会社 堀江家具製作所 http://www.horiekagu.co.jp/wp/

撮影:矢野紀行 および @新建築社写真部

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