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3Dシミュレーションを用いたプレゼンテーション

はじめまして。

ディレクターの大嶋と申します。

2019年10月末に入社して、早いもので半年が経とうとしています。

まだまだ勉強中の身ではありますが、建築や住宅に関することで学んだこと、体験・体感したことをお伝えできればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

さて今回は、私が入社して初めて携わらせて頂いたリノベーション物件のプレゼンテーションで用いた、住宅系の3Dシミュレーションソフトついてお話させていただきます。

 

プレゼンテーションの種類について

お客様へのプレゼンテーション方法にはいくつかございます。

 

○ 平面図や立面図などの基本図面を用いたプレゼンテーション

どのような間取りになっていているかを確認するには一番わかりやすいと思います。

 

○ パースを用いたプレゼンテーション

パースとは建物の外観や内観を立体的な絵におこしたもので、平面図・立面図だけでは伝えにくいイメージがより伝わりやすくなると思います。

建築パース・CGパース制作を受注制作する会社も多くあるので、パース図のみを外注される会社が多いのだと思います。パース図には手描きのものや、CGのものなどがあります。

パースメーカー.COMの作品 引用:https://www.persmaker.com/gallery/fujishi_gaikan_naikan/

 

○ 3Dシミュレーションソフトを用いたプレゼンテーション

パース図と同じように立体的に表現できて、かつ、壁紙の色や家具の配置を瞬時に変えることができます。

また、見たい方向から外観や室内を見ることもできます。

 

住宅系3Dシミュレーションソフトとは

 その名の通り、平面的な図面を3Dに起こしてどのような間取りになっているかシミュレーションしてみる、といったソフトになります。

壁紙や家具や窓の位置、サイズを変えることが容易にできるため、お客様と打合せしながら変更も可能です。

 

住宅系3Dシミュレーションソフトを用いるメリット

 やはり何と言っても分かりやすく、伝えやすいです。

お客様の中には、建築に携わっていないと図面の見方がよく分からないといった方がほとんどですので、図面と口頭だけでは認識の違いも生まれやすくなります。

3Dシミュレーションソフトを用いることでより多くの方に一目でどのような仕様になるのか理解していただけます。

そして、色んな視点からも仕様を確認していただけるので、施工後にイメージと違ったと後悔させてしまう事も少なくなります。

 

当社で実際使用した例です。

お客様からはリビングを広く使いたいけれど、用途に合わせて部屋を仕切りたいとのご希望でした。

お打ち合わせを重ね、間仕切り壁を取り払いパーテーションにもなる建具を設置するという結論となりました。

施工前

 

プレゼンテーション段階

 

施工後

 

おわりに

お客様の満足度を高めるためには、初めのプレゼンテーションや、その都度都度のお打ち合わせが重要になってくるかと思います。

その際に、お互いのイメージの共有ができていないとお客様の満足度に繋がりません。

そこで役立つのが3Dシミュレーションかと思います。

新築にしても、リノベーションにしても大きなお金が動くので、誰でも失敗や後悔はしたくないと考えると思います。

3Dシミュレーションソフトを用いることで、仕上りにより近いイメージの共有ができてお互いに思い違いも少なくなり、スムーズなお打ち合わせと完成後の満足度に繋がります。

3Dシミュレーションソフトにもできることが限られていたりしますが、お客様の持つイメージをできるだけ具現化し、より伝わりやすいプレゼンテーションを心掛けていこうと思います。

住宅に関することで具現化してほしいイメージをお持ちの方がいらっしゃいましたら、一度ご相談ください。

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