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こんにちは、コーディネーターの魚田です。
大人になるにつれて様々な経験が増えると人生初といった体験は乏しくなるものですが、私たち株式会社ヴィーコ社員は毎年なにか新しい発見に触れています。
その方法とは、一般社団法人オープンアークの活動に参加していることです。
今回は、株式会社ヴィーコが応援している一般社団法人オープンアークについてお話しします。
TABLE OF CONTENTS
一般社団法人オープンアーク OPENARKとは?
平成30年2月26日に設立された一般社団法人オープンアークは、日本のものづくりに取り組んでいるヒト・モノを応援する団体です。
日本のものづくりといえば、労働力の不足や技能継承に対する不安が課題とされておりますが、実際におかれている状況や、そもそものものづくりの本質については知らないことの方が多いのではないでしょうか。
一般社団法人オープンアークでは、まずは『知る』こと、そして『体験する』ことに重きを置いて活動しております。具体的な活動については次の章でご説明します。
一般社団法人オープンアークについて詳しくはホームページより https://openark.or.jp/
十職~衣食住にかかわる職人~
十職と名づけられたプロジェクトでは、日本各地の衣食住にかかわる職人さん達を訪ね、ものづくりされておられる姿を見せていただいております。
例えば、ふだん当たり前のように使っている畳―その原材料である「い草」のこと、どのくらい知っているでしょうか。
熊本県八代市 い草畑
い草がどんな所でどのように育てられ、またそれらをどのように加工していくと、畳になるのか?
畳の値段の差って、どこがどのように違うのか?
私たちも現地視察に行くまで、知らなかったことばかりでした。
その取材の様子はこちらの動画からどうぞ https://www.youtube.com/watch?v=mPXPhHHDmfQ
年々減っている日本のい草農家さん達の数がいったいどのくらいかご存知でしょうか。
熊本い草農家戸数推移
平成元年に5,460件あったい草農家さんの戸数は、平成29年時には441件になりました。この30年余りの間で、1/10以下に減ったことが分かります。
このような日本の現状についても、現地の生の声から学ぶことができます。
古民家再生プロジェクト
古民家再生プロジェクトは、空き家の利活用と建築の新しいカタチ提案を掛け合わせた活動です。
空き家を解体して更地にするのではなく、活かすところを生かしつつ新しい建物として甦らせます。その際の手法として、施主が要望を言い、その要望を設計士がプランをし、そのプランを施工者が施工をするといった従来の方法は用いません。
再生させる空き家に、施主・設計士・施工者等が集い、意見を出し合い、蘇りの方向性を決めていきます。
施工中もそのやり取りを何度も繰り返し、その都度プランは幾度となく更新されていきます。
古民家再生プロジェクトにおける建築アプローチの手法
また、施工時には施工体験に興味のある未経験者の参加を募り、プロの指導の下で本格的なDIY経験を積むことができます。
左官塗り壁 体験会の様子
古民家再生プロジェクトについてもっと詳しくはこちらをご覧ください。
おわりに
今回ご紹介した、十職・古民家再生プロジェクトのほか、日本の伝統行事や芸術の交流事業の活動などもあります。さまざまな体験や見学を通じていろいろなことに触れる、まさに「大人の社会科見学」のような一般社団法人オープンアークの活動で、学んだり新しい発見をしたりされたい方は是非ご一緒いたしましょう。
一般社団法人オープンアークのお問い合わせはこちらから https://openark.or.jp/contact/